占い師さんがなぜ前世を見る必要があるのでしょうか。
占い師さんに前世が見えることと、それを相談者に伝えるということは一見脈絡がないように思えますが、実は密接につながっているんです。
まず言いたいのことは、人は誰でも、この世に何かをするために生まれてきたということです。
これがテーマです。
そのテーマをいつまでも果たさないうちは、人間として健康になれないのです。
ある相談者は「母親と仲よくすること」をテーマに生まれてきました。
前世で、母親の愛に恵まれなかったのです。
現世で母親と仲よくするために生まれてきたのに、またしても母親の愛に恵まれなかったのです。
彼女は、母親を憎んで、ノイローゼになりました。
あらゆるセラピストが、彼女に母親を許すことをアドバイスしました。
ところが、占い師さんは、逆に母親を憎むことをアドバイスしたのです。
その結果、彼女のノイローゼが治ったのです。
彼女は、母親を許せないという気持ちを抱え込んでいる自分に苦しんでいたのです。
それを見抜いた占い師さんは、母親を憎むことをアドバイスしました。憎しみを発故することで、許すことができたのです。
占い師さんは、人間はB・M・Eという三段階で、成長すると言います。
B(ボディ)のズレを治すことで、M(メンタル)の段階に入る。
ボディには、健康だけではなく、健康を守るための経済的安定も含まれます。
M(メンタル)のズレを治すことで、最終的にE(エネルギー)を成長させることができるのです。
いきなり、エネルギーを得ようとしてもダメなのです。
この過程をスムーズにう促すために、占いが存在するのです。
テーマを聞かされた相談者の何人かは、不本意な顔で、ぷっつり来なくなるといいます。
でも、しばらくすると、必ず「思い当たる節がある」と言って、再び訪れるのです。
テーマを早く解決してしまえば、後は好きなことをしてもいいと言いいます。
占い師さんは、とにかく人との出会いを大事にするようにいつもすすめます。
人と出会うことは、時には、ハツピーな気持ちになれます。けれど、人との出会いが、必ずしもハツピーでないこともあります。
どうして、ハッピーでない人とも出会わなければならないのでしょうか。
占い師さんは、3つの理由があるといいます。
①出会う人が前世での恨みを晴らすというテーマを持っている。……そういう場合は、イヤなことをされることで、相手の恨みは晴れるのです。
②自分の魂の成長のために、修行として出会う。
③その人から、何か学ぶべきものを、その人が持ってきてくれる。
人との出会いには、すべて意味があるのです。